
【日本進出特集】米国発のスタートアップが取るダイナミックな日本戦略、徹底解剖。
アメリカにとって日本は、第2の巨大市場。
米国発のスタートアップの特徴は、その爆発的成長力。これは、優秀な人材や技術、そして資金力によって実現されていますが、成長を支えるもう1つの理由が、スピーディーな世界進出です。
シリコンバレーやNYで創業したベンチャーは、米国で一定の規模に達すると、すぐにスピード感を持って全世界に進出します。進出先でも、短期で市場の首位に立ち、各国の競合を驚かせることは希ではありません。
これらの実現が可能な背景には、世界進出に特化したVC、主要企業との提携や、各国の文化に合わせたローカライズなど、各社の巧みな進出戦略が存在します。
日本は、世界3位の市場規模を持ちながら、発展した資本市場と法体系を有すため、米国のスタートアップにとって、最も魅力的な進出先の1つです。しかし、日本の特有の文化や、競合も存在し、進出は簡単ではありません。
では、日本市場をどのように攻略したのか?各社の日本立ち上げ時の幹部、カントリーマネージャーや、グローバル展開専門のキャピタリストの方々に戦略を語っていただきます。
海外勢の日本展開は、日本に刺激を与える。
また、日本市場に海外ベンチャーが進出することは、日本人が優れたサービスへのアクセスを獲るだけでなく、日本の起業家や企業に外的刺激を与え国内のイノベーションを加速することに直結します。本特集では、現在進行形で日本進出するベンチャーにもお越し頂き、彼らが描く未来についても覗ければと思います。
① Twitter・Zoom・Coinbaseへのミドル期での出資、日本進出支援
フィル・ウィックハム
GP, Sozo Ventures
Chair, Kaufman Fellows
日本進出支援が専門のVCファンド Sozo Venturesの創業に至った経緯、出資先選定の基準、SozoがどのようにTwitterや、Square等の日本展開を行ったか、その戦略についてベテランVCのウィクハム氏が徹底的に語ります。
伊佐山 元
GP, WiL
Fmr Partner, DCM
WiL共同創業者兼CEOの伊佐山氏が、90年代のIT起業経験、ベンチャー "研究所" WiLの共同創業、成功するベンチャーに必要な企業文化と戦略について語る。代表的な投資先はメルカリ、ラクスル、SmartHR、ソラコム(KDDIにより買収)、Retty、リーガルフォース、Asana, Transferwise, Automation Anywhere, Auth0など
③ゲームベンチャーのバイラルな成長と日本での100億円調達。
ジャスティン・
ウォルドロン
Founder, Zynga
President, Playco
Zynga共同創業者であるジャスティン・ウォルドロン氏が、4年で時価総額7千億円での上場という急成長を遂げた経験の裏のストーリーを語る。さらに、50社を超えるエンジェル投資やそれらのGoogleやSamsungへの売却、新たに日本で創業したベンチャーPlaycoがシリーズAラウンドで100億円の資金調達をした経緯も解説。